Client Case クライアント事例

株式会社 のだ初

経営理念の見直しで、
創業100年の中小企業が
全事業部・増収増益した理由
 

●業種:鶏卵の生産から流通、販売までのシステムサービスおよび畜肉加工、惣菜、各種飼料の販売●従業員数140名 ●年商 29億円(2016年度)●所在地 岡山県倉敷市

1913年飼料雑穀店として産声を上げた株式会社のだ初様。2013年には創業100年を迎えている歴史ある企業様です。食を扱う企業として、「新鮮・安全・美味しい」を皆様のお手元にお届けするために、徹底した衛生・品質管理を行い、安心へのこだわり、美味しさへのこだわりの実現を掲げ、生産から流通・販売に至るすべての工程で徹底した品質管理を行われています。一方でソリューションの組織改革プロジェクトの導入以前は、慢性的な残業や若手社員の離職、部門間に存在する壁など、長い年月をかけて作り上げられた企業体質をいかに改善するかに悩まれていました。変革の途中ではありますが、この1年あまりで『不満の空気が漂う職場』から『協力し合い、社員一人ひとりが本音を出せる会社』に変化されています。その中でも一番変化をされたと噂の野田裕一朗社長にお話を聞きました。

経営コンサル嫌いの四代目社長とソリューションの出逢い

―ソリューションとの出逢いはどのようなきっかけだったのですか?

ソリューションさんと出逢ったのは社長に就任して3年目のタイミングでした。先代たちによって築き上げられた会社の歴史、信用、信頼を大切にし続けていきたいと思いながらも、過去は過去として決別するぐらいの勢いや覚悟を持ってやっていました。

代表に就任してからは、専務時代に種を巻いていた取り組みが結果に繋がりだし、業績という面では就任1年目から黒字ではありましたが、長年抱えている課題が多く、特に慢性的な残業、設備の老朽化、ぬるま湯体質など、取り組むべきことがたくさんある状態でした。組織的なことに対する取り組みとしては、専務時代から、業績改善や、組織変革のコンサルティング会社が入っていて、【企業使命感】だったり、【行動五訓】といったものも作りました。というよりも、作らされたという感覚です(笑)

それまで取引していたコンサルティング会社というのは、やたらと命令口調であったり、難しいカタカナの専門用語ばっかり使ったり、こうやったら成功しますから!など、うちの業態や規模とは全く違うような成功事例の講義ばかりで、『うちと、大手の○○じゃ、状況も能力も資金力も全く違うんだよ!』と言ってやりたい気分でした。1年目はコストダウンに成功したものの、結局期待した成果には及ばず、コンサルを導入してから4年目のタイミングで辞めるように当時の社長に打診しました。

ただ、若手社員の離職や、働く環境の改善など、目の前のやらなければならないことは山積みの状態だったので、その当時【第二創業】と検索して出てきたソリューションのセミナーに参加して、聞くだけ聞いて営業される前に逃げようと思っていました(笑)

掲げている経営理念と自分の想いのギャップ

―ソリューションのN字回復セミナー(企業の成長事例セミナー)を受けてどう思われましたか?

セミナーは数回参加させてもらって、そのたびに経営や組織における理念の重要性を伝えていたかと思いますが、正直、理念ごときでそんなに会社が変わるのかと疑問でした。
セミナーに参加された経営者さん同士の懇親会の場であったり、色々な業種の会社の社長さんが自分で語られる成功事例の共有の中でもソリューションさんと行った【理念構築合宿】の話が度々話題に出ていました。『絶対やった方がいいよ!』とか、『ボロボロにされるよ!』とか、全く内容は想像がつきませんでしたが、実は少しずつ興味を持つようになっていました。
ただ、そうはいっても、少し前にはなりますが、以前にも経営コンサルをいれた会社の想いとして、○○万円をかけて明文化した企業使命感というもありますし、創業100年以上の会社がいまさら経営理念を作ったところで・・・とも思っていました。
ただ以前策定した、企業使命感と今の自分自身が目指しているものとの繋がりに少し違和感を感じていました。
遠くから見たらちょっとのズレかもしれませんが、近くでみると完全に違うというか・・・。着手すべきことだと分かりながらも、目の前の忙しさや緊急度の高い問題もありましたから、見て見ぬふりをしていました。
社員からもそんな想いだったり言葉云々よりも、サービス残業をなんとかしてくれと言われたりという状態でしたので、気になりながらもそれ以上進むことはしばらくはなかったです。

同族経営における社員を幸せにすることの優先順位。

一方で社内には本音を話せる人がおらず、自分の気持ちをごまかしながらやっていました。
これは代表に就任してから始まったことではなく、21歳で入社してからずっとそうだったと思います。血縁関係が多い組織において、親や兄弟という身内でもめることが一番避けたいことであり、本音をぶつけることをずっと避けてきました。それは会社をよりよくすることや、社員を幸せにすることよりも優先していたのかもしれません。
また実務的には部門責任者のような仕事もしていたので、特に部門が違う常務に対しては言いたいことも言えない、言わない状態を続けた結果、部門によって会社の雰囲気も就業のルールも何もかも違うような状態になっていました。

自分の本音、言いたい事は紙に書きなぐって、自分自身の心に決着をつけるような儀式を行っていました。

業績は好調でも、社内の人間関係に悩みつつ、どうして良いかわからぬ日々。

のだ初様の当時の組織課題

@新入社員や若手社員の早期離職
A働く環境の悪さ、慢性的な残業の実態や不満
B協力体制のない、組織内の派閥の存在
この状況を改善することにおいて、今の自分のままや、会社もこのままではだめだと思っていましたが、どうしていいかも分かりませんでした。

決断の決め手は覚えていない?!
ただ、このままではだめだということは頭ではわかっていた。

―ソリューションと理念構築合宿を実施しようと思った決め手はなんだったんですか?

それ色んな人に聞かれるんですが実は覚えていないんですよ(笑) ソリューションさんのセミナーの懇親会で私が「やろう!」と言ったらしいんですが、そこだけ本当に覚えていなくって。うちの社員もその場にいたんですが、確かにやろう!と言ったみたいです。酔っぱらってベロベロとかでもなかったはずなんですが。

もちろん価格的にも安いとは言えませんし、具体的に何をやるのかも全くイメージはありませんでしたが、担当の向井さんが後日うちに訪問にきてくれた時に、自分がやると言ったことに対してやらないのは、なんかダサいし、嘘をつきたくなかったので、そのまま契約をしました(笑)

なんだかんだで、潜在的に助けて欲しいという思いがあったんだと思います。 でも、このタイミングではソリューションさんに大きな期待というのはありませんでした。会社をよくしてくれるとも思っていないし、自分の自己変革のためにということまでも思えていないし。ただ、このままではだめだということは頭ではわかっていて、よく分からないけど、担当の向井さんにかけてみたいと思ったのは覚えてます。

あとは理念構築を実施した経営者の皆さんが口ぐちに言われる『ボロボロにされるよ』という言葉に未知なる世界に踏み入れてみたいという興味を持っていました(笑)

経営理念の構築は、一人では絶対にできないと思った理由。

―経営理念構築合宿の当日はどのような心境でしたか?

当日の自分の心境としては恐怖とワクワクって感じでした。

自分自身に向き合い価値観を見つけるワークをするなど、深い対話が必要な場でしたが、20代前半の女の子二人に自分の過去や本音など言いたくないこともたくさんありました。

後ろで議事録を取ってる土田さんは時々、切れ味鋭い質問をいきなりぶち込んでくるわ、向井さんは納得のいかない顔してるわで、早く帰りたい!この空気嫌!って感じでしたね(笑)
やり過ごそうとするのを絶対に見逃してくれないんですよね。本当に、自分はソリューションさんのセミナーで何度も語られる『ちんけなプライドの塊』なんだと気づかされましたが、『本音の対話』ということを今まで封印しすぎていて、やっぱりこの場でも最初は、出来ませんでした。
でも、ある瞬間に吹っ切れて、よし!本音で対話しよう!と決めてからは、いきなり楽になる感覚がありました。伝わらないかもしれませんが、ふわーっと、すーっごく気持ち良かったんですよ。悩みの鎧が脱げていくような感覚で。今まで体験したことがない、言葉にすることがとても難しいですけど。あ、やばい、これを思い出すと、涙が出ちゃうんですよね(笑)

合宿の2日目の経営理念を明文化するシーンでは、気分転換に外に出ていたんですが、いきなり舞い降りてくる感覚で、急いで部屋に戻ったのを覚えています。

理念構築合宿で生まれた経営理念


この経営理念を言葉にした時に、本当にすっきり、しっくりしました。絶対に一人では出来なかったと思うし、ソリューションさんでなければ、張りぼての経営理念に、またなっていたと思います。
本当に丸裸にされるとはこのことで、素の自分になって出来たものだから、絶対にブレないものになりました。

経営理念が出来て、『社員から変わった』と言われるようになった。

―ご自身として経営理念を作る前と今とでは何か変化を感じていますか?

経営理念を作ってからは社員から変わったと言われるようになりました。笑顔が増えたとか、優しくなったとか(笑)
自分自身の感情を素直に伝えられるようになって、幹部社員との関わりが変わりました。以前には、なかった社員からのフィードバックをされることも出てきたり、社員と深く本音の対話をすることが出来るようになってきました。

長年の課題だった残業が、業績を伸ばしつつも、ほぼゼロに。


野田社長の弟である常務の野田常務(左)
野田社長(右)

月次のご支援風景
また、予期しなかった成果もありました。
経営理念を作ってすぐの12月に労働基準局の監査が入ったんです。しかも超繁忙期に。もし、経営理念がなかったらごまかしていたかもしれません。でも、自分自身が掲げた想いを貫きたいと思いましたし、これからはこの経営理念に対して全員で向かうことを示すチャンスだとも思いました。

実際にこの件に関しては幹部社員のみんなが本当に頑張ってくれて、以前なら私がやるしかなかった社員との個人面談なども全部、幹部社員がやってくれました。私は出る幕すらなかったんです。またこれをきっかけに、以前から社員の不満として多かった残業体質も、『みんなで変えていこう!』と動くことができ、今では、残業がほぼ無くなるところまできています。

もちろん、経営理念を作っただけで、何もかも上手くいくことはないと思いますが、会社が抱える人の問題の大きな要因は、私の建前でのコミュニケーションやコミュニケーションの取り方にあったんだと、今は思います。
経営者として、自分の本当にやりたい事と真摯に対峙し、経営理念として、明文化できた事で、社員とのコミュニケーションの在り方に大きなメスをいれ、メッセージをブレずに伝えられるようになったり、社員の声を聴くことが出来るようになったことは、大きな変化なんだと思います。
特に、以前は、弟の常務とは当たり障りのない会話しかありませんでしたから。私と弟の常務の関係が大きく変わったことが、会社の業績も含め、社内の変化に直結したと思います。

みんなと本音で話す機会が増え、特に幹部社員は、私に対しても立ち向かってくるぐらいに意思を出すようになってくれました。強くなったと思います。何かトラブルがあった時も経営理念を判断基準として考えたり、それに対して都合よく解釈しようとする瞬間もありますが、そういう時こそ、経営理念の捉え方をまた議論したりして、本音の対話を深める絶好の機会となっています。

幹部社員に実務の実行を任せられるようになり、全部門が増収増益!

そうやって私が常務をはじめ、幹部社員としっかり対話が出来るようになり、方向性に対してお互い納得がいくまで議論をするようになったので、実際に実務の実行面に関しては口を出さずに任せていくことが増えました。良い意味でバトルも増えましたが(笑)

経営理念を介して、一人ひとりと繋がっていくことによって、幹部同士の繋がりやコミュニケーションのスピードも良くなり、部門を越えて積極的に協力できる組織風土が生まれてきました。以前は、「誰が働いているのかもしらない。」というレベルでしたから、そう思うとかなり大きな変化です。

また、幹部社員の変化によって、スタッフも、ただ時間を過ごすような働き方ではなく、工場の稼働率や生産目標の数値などを意識して動いてくれるようにもなっています。

良いことずくめに聞こえるかもしれませんが、もちろん会社の問題はまだまだ山積みです。
でも、経営理念にもあるように、【仲間】がいますから。
以前も、仲間という表現はよく使っていたかと思いますが、誰かと【一緒に】という感覚はなかったんです。今は社内にも社員がいますし、社外にも、ソリューションさんは勿論のこと、オーナーズクラブで一緒に学ぶ経営者の方も、共に会社をよりよくする仲間がいると思えていることはかなり心強いですね。

※オーナーズクラブとは?(http://www.solution-hr.com/service/study/cbmoc.html

のだ初にとってソリューションとは

―スバリ!ソリューションって野田社長にとってどんな存在ですか?


SOL担当:土田(左)
野田社長(中央)SOL担当:向井(右)
とにかく距離感が近い!経営コンサルっぽくない!(笑) 会社経営のパートナーという感じですね。
担当の2人は、とにかく若いですが、絶対に逃げないんですよね。本気というか。
そこが私自身にも、私の会社の幹部社員にも伝わるからこそ、成果、つまり良い変化への行動が生まれるんだと思います。
これだけ関わってくれるコンサルというのは圧倒的なんじゃないかと思います。
だから、本当は、あんまり紹介したくないんですよね。人と組織の問題に困っている経営者の知り合いはたくさんいるんですが(笑)だって向井さんのお客様が増えてうちに提供してくれているサービスの品質が落ちたら嫌なんで(笑)

ソリューションさんのような会社にあこがれています。
一人ひとり個性があって、でもすごく一体感があって。
これからも一緒に頑張っていきましょう!

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