⑥後継社長に信頼が集まる組織づくり編_濱川さん編

Q.熱意のない古参社員は諦めたいのですが・・・

経営者に就任して2年が経ちました。

もともと父親が創業した会社で、父が他界したため、私が急遽継ぐことになりましたが、会社のだらけた、怠け者の雰囲気がなかなかぬぐえません。

私としても、これまで本部長としてやってきましたが、突然代表になったとあれば、周りからの理解を得られないと思い、特に社内で大きな変化を起こすことはしませんでした。

しかし、あまりにもぐうたらした姿勢が目立ち、そろそろ怒り心頭というか、2年も経ったので、一気に改革してやろうかと内心では思っています。

ただ、ほとんどが仕事に熱意や気力を感じない古参社員なので、どこから声かけをして、影響を出していくのかを模索しています。

もう古びた幹部社員は諦めて、少ないですが30代の次期幹部候補たちを育てた方がいいでしょうか?

それともやはり、そんな幹部たちにもいろいろ伝えて変わらせた方がよいででしょうか?

今の古参社員の幹部たちも、結局残り5年前後なので、そこに時間を使ってもな・・・と思っています。

専門家のご意見をもらえたら、参考にさせていただきたいです。

(京都府 経営者 業種:金属加工業 従業員数:55名)

 

(※表記や改行などを編集部で若干変えております。ご了承ください)

A.誰しも自分を否定する相手には心を開きません。まずは、あなたの感情を見直していきましょう。

 

ご質問いただきありがとうございます。東京拠点の濱川です。

 

お父様が他界されての急遽の就任ということで、この2年の間に、きっと様々な出来事がおありでしょうし、感情の波の上下も激しい日々だったかと思います。

 

いよいよ組織変革を本格的にスタートされるということで、良いスタートが切れるようなアクションをともに考えていければと思います。

 

 

組織改革において、次期幹部候補からアプローチすべきか、現幹部からアプローチすべきかというご質問かと思いますが、

 

私が思う最初のスタートは、あなた自身の相手(「古参社員」と表現されている方々)への否定と、攻撃的な感情を見直すことからだと思っています。

 

あなたの質問から、本部長時代があったということですから、前社長がご健在だった頃から、現状の問題を分かりながら、特に行動を起こしていなかったということですよね?

 

もっと言うと、代表という立場が変わったことをきっかけにアクションを起こすということから、あなたと前社長(お父様)の間にも方向性や考え方に大きなギャップがあったのだと思います。

 

想像ですが、だから、前社長の全盛期の幹部の方を“古びた幹部社員”と呼ばれているのかなと感じます。(強い敵視を感じましたので)

 

 

「相手を否定しないと、やっていられない!」という、追いつめられた心情と、人との関わりにおいて、どうにも解消出来ない、闇のようなトゲトゲした感情が、強く伝わってきました。

 

 

また、どちらを先にアプローチをしたにせよ、次世代の方からすれば、「そもそも、上(現幹部)がやってないじゃないですか?」といった理不尽を訴える声も増えるでしょうし、

 

現幹部の方との対話がないままに進めても、次世代幹部の皆さまの成長の足を引っ張るような、例えば、ポジションを失わないよう、保身に走る等の言動をされることが予想できるのではないでしょうか。

 

 

“古びた幹部社員”を変えたいのであれば、まずはあなたに対して、協力してもらえるよう、関係性を変えることです。

 

 

誰しも、自分のことを否定する相手や、下に見ている相手には心は開きません。

 

協力関係ができれば、次世代幹部育成に移行することもスムーズにいくと思います。

 

ここからは、ちょっと私の妄想になってしまうのですが、現幹部の方への感情は、お父様に対する感情にも近いのではないでしょうか?

 

 

だとしたら、そのお父様が他界されているということで、あなたの感情も2年前から止まったままなのかもしれません。

 

きちんとその感情を清算することが、組織が上手く回り始める一歩になると感じます。

 

人に対するネガティブで根深さを伴う感情は、組織づくりにおいて、とてもネックになると思っています。

 

 

現状のあなたに対して、具体的なアドバイスにはなっておらず申し訳ないのですが、ぶつけようのない感情をしっかり【聴く】ことは出来ますので、よかったら一度、お話を聴かせてください。

 

 

少しでもあなたの心を軽くするために、お手伝いが出来れば幸いです。

 

統括マネジャー 組織人事コンサルタント濱川 桃子(はまかわ ももこ)

2009年、新卒社員として株式会社ソリューションに入社。入社直後からトップ営業マンとして同社で活躍し、後継経営者様を中心にクライアント企業様の組織作りに従事する。
2013年には福岡拠点の立ち上げメンバーに選抜され、たった1人で福岡拠点を軌道に乗せることに成功し、7名の社員を受け入れ、達成し続ける拠点運営を確立した。
その後、本社配属され営業企画として同社のサービス体系・仕組みづくりに注力している。

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