経営者の右腕は、探さずしてつくるもの。
今いる社員の中から「数字さん」「管理さん」「影響さん」「信頼さん」といった条件に当てはまる人材を選び、チームを結成。頼れる右腕を、チームとして育てましょう。
大手企業と中小企業・ベンチャー企業の大きな差は「規模感」です。従業員数の違いにより、マネジメントすべき社員の人数が増えると、マネジメントする側である役職者の人数も自ずと増えていきます。
つまり、「幹部」と呼ばれる人材の人数が異なるということです。そのことを踏まえ、大手企業の「幹部」と中小企業・ベンチャー企業の「幹部」は以下のような違いがあります。
中小企業・ベンチャー企業の場合は、そもそも「幹部」と呼ばれる役職を持つ社員が少ないことも多く、幹部層の離職や定年退職による役職の空席といった可能性を含めて、経営者に次ぐ役職を持っている人材が、必ずしも「経営者が一番信頼している有能な幹部」である右腕・ナンバー2とは限らない。
「幹部」にするべき人材を一言でいえば「専門的な分野のスキル・経験で、結果や成果を残している人」であると考えます。加えて、その幹部の中でも【ナンバー2にするべき人材】となれば、組織の中心となる者として責任が大きいからこそ、求められる結果や成果は多岐に渡ります。
創業から15年間以上、5000社を超える中小企業の経営者と関わり、様々な相談を受けてきたコンサルティング会社の弊社の見解として、「幹部」という役割を担う人材は4つの傾向に分類されると考えています。
この4つのタイプは、一人のキャパシティを考えると圧倒的な影響力と輝かしい実績を残すようなナンバー2になることは難しいですが、見方を変えると【圧倒的な強みを持っている】ということです。
それぞれの強みを最大限に活かし、ナンバー2チームとして、きちんと連携させることが企業が成長する大きな起爆剤になるでしょう。