社員の“やる気”を引きだす、会社経営のポイントとは?
ビジネス書籍情報: 『だから、社員がやる気になる!』
小西 正行 (著) 単行本: 224ページ 日本実業出版社
■だから、社員がやる気になる!
〜売上3000万円を26億に伸ばした「情熱経営」の仕組み〜
●社員にやる気がない会社は儲からない!
どんなに優れた商品やサービスを有していても、社員にやる気がなければ、遅かれ早かれ会社は衰退する。会社の持続的成長には社員のやる気は不可欠。そのためには、社員が自らやる気になる仕組みをつくり、続けていく必要がある。(本文より)
「理念・採用育成・コミュニケーション・経営者の意識改革」で社員は変わる!
----「社員がやる気になる仕組み」のキモは以下の通り。会社の理念を明確にすることで、個人にもビジョン(理想の将来像)を持たせる。理念に共感できる人間だけを採用し、じっくり育成する。社内のコミュニケーション不全をなくす。社員のモチベーションを高めるために、経営者自身が意識改革をする……。これらの具体的なノウハウを本書で詳述する。
一つ注意したいのは、社員を強制的にやる気にさせても、その効果は長くは続かないということ。大事なのは社員が自発的にやる気になるような、仕組みを整えることなのである。公募制のプロジェクトチームを募る、オープンブック経営で会社の実態をオープンにするなどの施策で、自分たちで考え、動く「自走するチーム」をつくり上げよう。
部下に理想の将来像を描かせる、理念に共感できる人間だけを採用する、社内のコミュニケーション不全をなくす……。これらの仕組みをつくって続ければ、社員は絶対やる気になる! 自ら考え自ら動く「自走するチーム」を育てて、儲かる会社に体質改善しよう!
◎特別付録、読むだけでやる気がみなぎる「小西語録」付き!
第一章 「がんばる仕組み」のない会社は儲からない!
1 社員と向き合い「何のために働くか」を追求する
- モチベーションは「やる気」ではなく「やる気になる理由」
- 理由もなく全力で走る人はいない
- 将来の理想の姿を想定させる
- 仕組みがあるから考えるようになる
- やる気のある社員は絶対にブレない!
- 「楽をしている人」をうらやむ社員などいない
2 社員をやる気にさせる仕組みとは?
- 会社の理念が大前提となる
- 「何のためにがんばるのか」を正しく伝える
3 やる気を引き出す目標設定
- 「困難だが不可能ではない目標」が組織を熱くする
- 経費削減だけを語ってはいけない
- ピンチのときこそ未来を語れ!
- 前年比一五〇%の目標が本当の知恵を生み出す
4 仕事の与え方でモチベーションは変わる
- 役割・責任・権限をセットにする
- 経営とは我慢である
小西正行語録 @ 「三年後の自分はいまの自分が創っている!」
第二章 本当にやる気のある人材を集める黄金の採用戦略
1 理念と採用戦略はつながっていなければならない
- 採用が会社の将来を決定づける
- 理念を追究するのに必要な人材を採る
- 理念が企業のウリとなる
2 なぜ、新卒採用にこだわるのか
- 中途採用では本当に力のある人を採れない
- 転職を繰り返す理由とは?
- 中途採用は西洋医学、新卒採用は漢方
3 会社が求める人材を集めるテクニック
- 自社の優位性をアピールしてもムダ
- 本当のことを熱く語る
- 採用には相応のコストをかけろ
4 人間力を見極めるための採用術
- 変化に強い人材を見極める五段階面接
- 一次面接では基本姿勢をチェックする
- 二次面接はフランクで自由な雰囲気
- トラブルやアクシデントに対応する能力を見極める
- ファイナルミッションで入社意欲を確認する
- 一対一の社長面接
- 内定者が企画する会社説明会
- 同期とは会社における年輪のようなもの
小西正行語録 A 「いつもチャンス、ずっとチャンス、今日もチャンス!」
第三章 やる気のあるチームを生み出す社員育成ノウハウ
1 公募制プロジェクトがモチベーションを引き出す
- 自走するチームが誕生した
- チームによって担うミッションは違う
- 雰囲気作りが成功のカギ
2 日常生活に「やる気向上の仕組み」を取り入れる
- やる気のスイッチを入れる「ボディランゲージ・アファメーション」
- 少しだけ背伸びをした朝礼が大事
- 毎朝ロールプレイングをする
- ジャッジの数だけ人は成長する
- 社員には「小さな勝ち」を経験させる
3 情熱と継続なくして成功はない
- 経営者なら一〇〇〇度の熱を持て!
- 結果を急いでは成功しない
小西正行語録 B 「変化に強い人間になれ!」
第四章 不燃社員も熱く燃やす究極のコミュニケーション法
1 問題のある会社にはコミュニケーション不全が必ず起こっている
- 「言っても無駄」という風土が会社を破滅させる
- 社内コミュニケーションは体内を巡る血液である
- 問題は常に一番上にある
- お互いの仕事を知ることからスタートする
2 自然にコミュニケーションがとれる仕組みをつくる
- コミュニケーションを強制的な行事にしてしまう
- 元気なあいさつとスキンシップには「リセット効果」がある
- 社員同士が褒め合う「グッジョブカード」
- 風土・文化を根づかせたいなら、とにかく口に出せ!
3 経営者に求められるコミュニケーションスキル
「話すのが苦手」というのは言い訳にすぎない
- 短時間で多くの人に伝えることが大事
- 「NOと思って聞いてくれ」と宣言しておく
小西正行語録 C「常に自力本願で挑戦しよう!」
第五章 経営者の意識を変えなければ、社員の「やる気」は生まれない
1 すべての社員に伝わるレベルの情熱を持て!
- 社員を巻き込む「超・可能思考」
- 一〇〇倍の売上げ目標に周囲は唖然とした
- 「絶対」という言葉を多用するワケ
2 家業から企業への転換を図る
- 家業のままでは社員のやる気は引き出せない
- オープンブックで経営者感覚を芽生えさせる
- 能力のある経営者は忙しくない
小西正行語録D 「人生は長距離マラソンだ!」