④ゆとり社員が育つ組織づくり編_濱川さん編

Q.指摘すると逆ギレする若手社員にどう対応したらいいのでしょうか?

初めまして。いつもガチコミ楽しみにしています。
経営者や幹部ということではなく、最近チームリーダーになったばかりの新卒4年目の者です。

実は、特定の若手社員の育成についてとても悩んでいます。

1人はいつも仕事を抱えがちで、仕事に対しても一生懸命で真面目なのですが、ミスが多く、「もっと早くに相談してくれれば・・・!」という出来事が続いています。

私も何度も確認の意味を込めて、「大丈夫か?」と声をかけるのですが、「大丈夫です!」の一点張りになってしまいます。

もう1人は、プライドが高く、指摘をすると逆ギレしてきます。
先日も、営業に同行した際に持って行く資料に不備があったのですが、それについて指摘をしたところ、普段の私に対する不満を、ここぞとばかりに「じゃあ、言わせてもらいますけど!」とぶちまけてくるため話になりません。

まだまだ若手社員の育成について手探りな状況のため、こんな悩みでお恥ずかしいですが、何かアドバイスをいただければと思います。

(茨城県 チームリーダー 業種:未入力 従業員数:150名)

 

(※表記や改行などを編集部で若干変えております。ご了承ください)

A.コツを押さえて、若手社員の話を最後まで聴いてみましょう。

 

いつもメルマガをお読みいただきまして、ありがとうございます!
東京拠点の濱川です。

 

まずは、チームリーダーへのご昇進おめでとうございます。

 

今回は、こちらのテーマで書かせていただいている身ではありますが、私自身が、上司には逆ギレタイプなので、自戒の意味も込めながら回答させていただきます(笑)

 

 

また、今回の場合には、若手社員の育成方法というよりも、あなた自身が、若手社員の「傾向と対策」について、いくつかのパターンを持ち、適切に指導できるようになることが重要かと思いますので、その観点でお答えさせていただきますね。

 

 

まずお1人目の方に関しては、あなたの質問を変えてみることから始めてみましょう。

 

つまり、「大丈夫か?」とは聞かないことです。

 

仕事以外のシーンで想像された方が分かりやすいかと思いますが、例えば、体調が悪そうな人に「大丈夫か?」と聞いた場合、どのような返事が返ってきそうでしょうか?

 

きっと多くの人が「はい、なんとか大丈夫です・・・!(顔色悪い)」と多少の無理をしつつも、「大丈夫じゃない」とは言えずに、「大丈夫」と言ってしまうかと思います。

 

 

では、どうしたらいいのかと言うと、相手が「はい」「いいえ」ではなく、悩んでいることに対して、具体的に答えられるような質問をしてあげてください。

 

 

例えば、私が色々と溜め込みがちな後輩に対して、意図的にする質問や要望としては、下記のようなものがあります。

 

「現時点で、○○の件において持っている気がかりを教えて?」
「私と打ち合わせをしておきたいことを洗い出しておいてね!」

 

これは上司として、若手社員が【大丈夫じゃない】という事態にならないために、先手を打つことができる質問や要望かと思います。

 

 

また、「大丈夫」と答えやすい人の思考のパターンとしては、「現状はまずいけど、なんとかする!」という“先延ばしパターン”が多いかと思いますので、仕事の仕方そのものを見直させることも大切です。

 

 

具体的に言うと、そういうタイプの方には「特にミスを起こしやすい仕事の種類」が存在するかと思いますので、ここ最近の【大丈夫じゃなかったもの】の傾向を見つけ、

 

・本人の業務に対する苦手意識がどこに働くのか
・スキル的に何が足りていないのか
・仕事の流れをどのように考えているのか

 

等を、正しく把握できるようなヒアリングをして差し上げてください。

 

 

ただし、このヒアリングを「できていない部分を怒る場」として行なってしまうと、本音が出てこないため、結局、傾向も対策も掴めなくなってしまうかと思います。

 

 

そのため、あくまでも若手社員に、気がかりなく働いて欲しいという想いをもとに、相手に「怒られている」と思われないよう注意を払ってヒアリングを行なってみてください。

 

 

また、逆ギレパターンの若手社員に関しては、きっとあなたにとって、少し恐ろしい存在ですよね。

誰でも怒りを向けられれば、たじろいでしまうかと思います。

 

向き合うスタンスとしては、まずは、相手の怒りの感情に対して、怒りの感情で返さないということが大切です。

 

 

特に気をつけていただきたいこととしては、大きく2つあります。

 

1つ目は、話の途中で中途半端なフォローや褒めることはしない。

 

2つ目は、指摘をする際には、自分以外の人の名前を借りない(「○○さんも言っていたけど」など)という2つです。

 

 

こういったシーンでは、「逆ギレ」と表現されているように、相手は、問題をすり替えたり、自分のことを棚に上げて怒っているという状況ですから、本題からズレないようにすることが大切です。

 

 

また、コミュニケーションの手法でもよく取り上げられている「オウム返し」はこういうシーンこそ、特に意識をしてやってみてください。

 

要は、相手が言ったことと同じ言葉を繰り返すという方法です。

 

逆ギレということは、その反論には矛盾が多くあるはずなので、若手社員が感情のままに伝えた言葉をこちらがそのまま伝えることにより、相手が自分の矛盾に気がついたり、言葉を受け取ってもらえていると感じられたりします。

 

 

感情的になってしまったことで、引っ込みがつかなくなったときの言葉は、トゲも多く、不満などが爆発した形で出てくるので、全てをそのまま受け取ってしまいがちですが、

 

基本的には相手を負かそうというスタンスで話しているだけなので、そのときに話された全てが本音とは限りません。

 

 

例えば、恋人のケンカを想像してみてください。

 

ひとたびケンカが始まると、激しく言い合ったりするかと思いますが、その時の感情でついつい出てしまった「大っ嫌い」や「別れる!」という言葉は、本音ではないことの方が多いですよね。

 

 

ですので、まずは落ち着いてもらうことに注力し、その後、互いに冷静に話し合うことが大切かと思いますので、

 

先述したスタンスや注意点、話し方のポイントを押さえた上で、【相手の話を最後まで聴いてみる】ことをされてみてください。

 

 

最後に、これは、私が若手社員と関わる中で、いつも思うことですが、育成の仕方云々の前に試されるのは、自分の心の余裕や器だなと思います。

 

上司になるからこそ見えること、感じること、知ることが、これからも多々あるかと思います。

 

部下育成も大切ですが、大前提には上司である私たちの成長が必須かと思いますので、共に頑張っていきましょうね!

統括マネジャー 組織人事コンサルタント濱川 桃子(はまかわ ももこ)

2009年、新卒社員として株式会社ソリューションに入社。入社直後からトップ営業マンとして同社で活躍し、後継経営者様を中心にクライアント企業様の組織作りに従事する。
2013年には福岡拠点の立ち上げメンバーに選抜され、たった1人で福岡拠点を軌道に乗せることに成功し、7名の社員を受け入れ、達成し続ける拠点運営を確立した。
その後、本社配属され営業企画として同社のサービス体系・仕組みづくりに注力している。

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