Ａ.まずはご自身のベテラン社員様への見方を見なおしてみてください。

ご質問ありがとうございます。
東京拠点の濱川が回答させていただきます。

冒頭から少しきつめのフィードバックになるかもしれませんが、どうか、ご了承いただければと思います。

率直に感じたことは、マネジメントスキル云々、社風改善云々ではなく、

まず始めに変えるべきことは、あなたのベテラン社員様を【見る目】ではないでしょうか？

想像にはなりますが、

・マネジメントができる可能性を期待した大卒者の採用をスタートさせたこと
・ベテラン社員が店長になった大卒者の皆さんに嫌味を言う社風

の２点から、

『ベテラン社員はプレーヤー止まりでマネジメントができない＝彼らには（学歴がないから）マネジメントは無理』

という見方をされていませんか？

憶測ですが、既存のベテラン社員様は最終学歴という面では、高卒以下の方が多く、

貴方様や大卒者の方に、【見下されている】と感じたり、それに対して反発心を抱いたりするシーンがあるのではないかと思います。

また、正直に申しますと貴方様の質問文からは、

既存社員様に対して、現在の社風に対して、飲食という業界に対して、

様々な【諦め】の感情を感じます。

今起きている問題の原因を、すべて貴方様以外の【外】に向けられている限り、この現状を打開する解決策は見つけられません。

ベテラン社員様の方々は、きっとそれなりの社歴がおありなのだと思いますが、以前には、きっと今とは店舗の規模や人数も違ったはずです。

そのため、当時求められたスキルと今求められているスキルは違うのだと思いますが、

忘れてはならないのは、社歴の長いベテラン社員様というのは、今の貴社を作ってきた皆様であるということです。

そこへの感謝は、言葉にして伝えられていますか？

それがなかったとしたら、ベテランの皆様は

社長から、【見下されている】うえに自分たちが必要とされていないと感じ、

【頑張ってきたのは俺たち（私たち）なのに・・・！】

という気持ちが湧いていくるのは当然のことでしょう。

そして、そんな気持ちのままであれば、変化していくことの楽しさやその必要性に気づくことは難しく、

どうしても過去の栄光にすがったり、悲劇のヒロインになってしまいがちです。

そしてそれがいま「大卒店長たちに嫌味を言う」という行為として、表出しているのではないでしょうか？

私には、その状況を作ってしまった大きな要因として「社風」ではなく、冒頭の話に戻りますが、

貴方様のベテラン社員様に対する見方が関係していると思います。

ベテラン社員様には「できない」というレッテルを張っていらっしゃいませんか？

また、嫌味を言うことを「社風」のせいと、片づけていませんか？

ベテラン社員様はなぜマネジメントができないのか？本当にできないのか？

ベテラン社員様はなぜ、嫌味を言うのか？本当に言いたいのか？

貴方様ご自身に起因する原因を見つけられた時に、きっと、解決の糸口が生まれるはずです。

色々な採用活動を始める等の取り組みは、とても素晴らしいことだと思いますが、

ご質問文からは、貴方様のベテランの方々に対する関わりの努力は、感じることができませんでした。

まずは、もっと社員様１人ひとりの感情と思考に目を向けてみてください。

ベテラン社員様の問題をご自身の問題と捉えられたら次なる具体的なトライをご提示できればと思います。

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