社員が社内ツールを活用できない・・・
2023/01/10
新卒が『自分で考える』ということをまったくしない。
今、新卒採用で一緒にプロジェクトを組み、動いているが、まったく手伝いもしないし、 情報すら自分で取りに来ない。 それでも何か問題が起こると「知らなかった」と文句ばかり。
昨年までは、私が全部用意して、指示だけしていたということもあるかもしれないが・・・。
指示を待つことに慣れてしまっていて、それが社風になっていると感じる。
なぜなら、新卒だけじゃなく、他の幹部も指示待ちの傾向にあるから・・・。
この指示待ち体質を変えたいが、どこから手をつけていったらいいのかわからない。
(埼玉県 幹部 従業員数:55名 業種:分譲住宅)
(※表記や改行などを編集部で若干変えております。ご了承ください)
ご質問いただき、ありがとうございます。
今回も、濱川が回答させていただきます。
指示待ち体質の問題は、あなたが指示をしていたとありますので、指示を止めたからといって即・自発的に動けるようになるということは、残念ながら起こらないはずです。
多くの企業の経営者様や幹部の方が抱える共通の問題のように感じます。
では、何から着手するべきか・・・。
まず、大切なことは、指示待ち体質の現状に悩むのではなく、
部下を『自ら考えて自ら動く社員』に、成長させることが出来る力を、あなた自身が身につけることからではないでしょうか?
私自身も『社員に自発的に動いてもらう』というテーマは、大人数のセミナーや数百名規模のイベントの運営責任者を担うことが多かったこともあり、たくさんの失敗や試行錯誤を繰り返してきました。
その中で感じた“人を動かす”ことにおける、外してはいけないポイントをご紹介させていただきます。
今回は大きな悩みが『採用プロジェクトの運営』とのことですので、 そちらに合わせて10個のポイントを書かせていただきますね。
少し長くなってしまいましたが、 ぜひ、辛抱強くお読みください。
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(1)【プロジェクトのキックオフを開催する】
プロジェクトで運営をする目的を伝え、そのメンバーに選出されたことは“特別なことである”ことを伝える。
(2)【プロジェクトリーダーを立てる】
そのリーダーに対する明確な期待を伝える。
(3)【プロジェクトの方向性と得たい結果だけは示し、具体的な戦術と実行は、リーダーを中心に任せる】
(4)【プロジェクトリーダーの権限を明確にする】
リーダーがどこまで独自の判断で進められるかの領域を示し、その中でリーダー自身に決めさせる。
(5)【プロジェクトメンバーが決めたことは、あなたも含めた全員がコミットメントするという認識を取る】
いざという時は手助けを惜しまない姿勢を伝えましょう。
(6)【報・連・相のルールを、事前に決める】
進捗確認や報告の頻度・タイミングを全員が認識している状態を作る。
(7)【バッドニュース・ファースト】
問題や最悪の事態こそ、素早い報告と共有を徹底し、責任追及ではなく、原因追究の姿勢を取る。
(8)【進捗を社内に共有する】
プロジェクト“以外”のメンバーに向けて、現状や成果を共有する場を、定期的に用意する。
(9)【成功体験を意識させる】
プロジェクトメンバーの成功や成長ポイントなど、どんなに些細なことでもフィードバックする。また、なぜ上手くいったのかをメンバーに言葉にさせて、プロジェクト全体にも共有する。
(10)【そして、振り返り、認め合う】
プロジェクト終了時にはプロジェクトの成果を振り返り、プロジェクトを通じてのお互いの成長をフィードバックし合う。
順不同
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はい、お疲れさまでした(笑)
最後までお読みいただき、ありがとうございます。 いかがでしたでしょうか?
もし、今のプロジェクトにおいて実行されていないものがあれば、ぜひ、取り組んでみてください。
これらはプロジェクト運営だけではなく、『部下育成』にもつながる観点が多くあると思います。
今回は、あえてポイントを羅列するだけにしています。
これらのポイントには、もちろん理由があります。
ただ「なぜ、それがポイントであるのか?」は、あなた自身が考え、気づくための機会として、今回は割愛いたしました(笑)
ぜひ、考えてみてください。
採用プロジェクトも始まったばかりかと思います。
1年間の活動の中で(1)から(10)を実践していただければ、きっとプロジェクトを通じて、『自ら考え、自ら動く社員』の皆様へと変化しているはずです。
そして、何よりもリーダーが圧倒的に成長し、あなた自身との信頼関係も今とは大きく異なったものになると思います。 プロジェクトの成功と、あなたの人を動かす力を応援しております。 共に成長していきましょう!
統括マネジャー 組織人事コンサルタント濱川 桃子(はまかわ ももこ)
2009年、新卒社員として株式会社ソリューションに入社。入社直後からトップ営業マンとして同社で活躍し、後継経営者様を中心にクライアント企業様の組織作りに従事する。
2013年には福岡拠点の立ち上げメンバーに選抜され、たった1人で福岡拠点を軌道に乗せることに成功し、7名の社員を受け入れ、達成し続ける拠点運営を確立した。
その後、本社配属され営業企画として同社のサービス体系・仕組みづくりに注力している。
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